福岡市ウオーターフロント地区でロープウエー構想

JR博多駅(手前)とウオーターフロント地区(奥)を結ぶ大博通り。街のシンボルとしてロープウエーで結ぶ構想が上がっていた=福岡市博多区(本社ヘリから)
 福岡市の高島宗一郎市長は5日、博多港中央・博多ふ頭(ウオーターフロント)地区と、JR博多駅のアクセス向上のため検討している新たな交通システムを巡り、ロープウエーの実現に意欲を見せた。

 市は同地区を博多、天神に次ぐにぎわいの「第3の核」と位置付けており、2015年に同地区の再整備案を民間事業者から公募した際には、JR九州などが博多駅とロープウエーで結ぶ構想を盛り込んでいる。

 高島市長はこの日の同市内での政治資金パーティーで、「私の夢を自由に語らせてほしい」と断った上で、米ポートランドなど海外都市のロープウエーの実例を紹介。「事業費も地下鉄の7分の1規模で済み、交通負荷の軽減と回遊性向上の両面で実用性がある」と強調した。さらに博多駅から大博通りを北上してウオーターフロント地区までつなげた後、北天神の須崎公園付近まで至るルート案を「福岡スカイウェイ構想」として示した。

 ただ、国内では都心部を走るロープウエーは前例がなく、事業化には法制面も含めてさまざまなハードルがあるとみられる。

 終了後に高島市長は報道陣に対し「市議会とも相談しながら本格的な検討に入ることができればいい」と述べた。

2017年12月06日 西日本新聞

旧大名小跡地再開発、五つ星ホテルが鍵 福岡市が事業者公募開始

2017年11月01日
福岡市は31日、都心の一等地にある旧大名小跡地(中央区)の再開発を担う民間事業者の募集を始めた。事業者を選定するための公募要綱を同日公表。来年1月に提案書の受け付けを締め切り、開発計画や市に支払う借地料の提案価格などを総合的に評価して同3月に優先交渉権者を決める。

 跡地は「天神西通り」の近くにあり、広さ約1万2千平方メートル。国家戦略特区の一環として航空法に基づく建物の高さ制限が76メートル(17階相当)から115メートル(26階相当)に引き上げられており、市は規制緩和で再開発を促す「天神ビッグバン」の「西のゲート」と位置付けている。

 公募要綱では開発条件や事業者の選定基準を提示。土地は市が事業者に貸し付ける計画で、事業者が提案する借地料の最低価格を年間約5億円に設定した。貸付期間は50〜70年の間で事業者が提案する。

 地域行事や災害時の避難場所として使える広場や公民館などの設置が必須条件で、導入が望ましい機能として高級ホテルや大規模オフィス、保育施設などを盛り込んだ。施設のデザインや耐震性能も審査対象で、有識者や市幹部でつくる委員会の評価を踏まえて事業者を決める。評価の配点は、計画内容を8割、借地料の提案価格を2割とした。

 事業者選定の入札には西日本鉄道やJR九州、福岡地所などが参加を検討している。

   ◇   ◇

 旧大名小跡地の再開発に向けた公募開始を受け、地場や国内の大手企業は31日、公募要綱の分析に入り、入札へ向けた検討を本格化させた。争奪戦を勝ち抜く鍵の一つが「五つ星」級の外資系高級ホテル。民間事業者は既に、水面下で誘致に向けた交渉を進めている。

 市は公募要綱で、事業者の創意工夫で自由に提案できる民間施設として、ホテルやオフィスなどを提示。中でもホテルは、国際的な会議や観光の都市づくりに適した「高い品質と品格を備え、ゆとりのある客室を持ったホテルが望ましい」として、具体的なブランド名の提案も求める。

 背景には、関係者が「福岡市には世界のVIPが泊まれるホテルが少ない」と口をそろえる事情がある。

 福岡市のホテルは174施設、2万3834室(2016年度)と全国有数の規模。外国人客の増加を受け、稼働率は80%を超え、予約が取りにくい状況が続く。ただビジネスホテルなど比較的に手頃な価格帯が多く、九州経済調査協会の片山礼二郎調査研究部次長は「需要ありきではなく、市が目指すアジアの交流都市の実現には外資系のハイクラスなホテルが必要。福岡がステージを上げるのに、めったにない好機」と語る。

 市の思惑に民間事業者も理解を示す。西日本鉄道の倉富純男社長は10月19日の会見で「20年後、30年後の福岡を考えたとき、こういった形のホテルを行政が積極的に誘導するのは、ありがたい」と述べた。一方、入札参加予定の地場大手の幹部は「外資系は施設側に利益を配分しないので、誘致しても賃料しかもらえない。利益が上がりにくい」と指摘する。


 さらに市は50〜70年間の土地賃借、広場や公民館などの設置も条件に課す。「五つ星ホテルと、どうかみ合うのか。採算性と地域づくりのコンセプトが見えづらい」(西日本シティ銀行の谷川浩道頭取)などの声も経済界から上がっている。

 公募に参加する民間事業者は、難しい課題を解決し、魅力あるプランを作りあげる手腕が試される。

2017年11月01日 西日本新聞

daf3f1c39d173e7e6ad43400d6712098[1].jpg

「大名小跡開発」21年頃開業へ、福岡市の募集概要判明

福岡市が都心部の再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の目玉と位置付ける旧大名小跡地(約1・2ヘクタール)について、再開発を手がける民間事業者の募集要綱の概要がわかった。選定にあたり、事業者が新たに整備する建物で重視する機能として〈1〉オフィス〈2〉ホテル〈3〉創業支援・人材育成〈4〉保育――などを挙げ、2021年頃の開業を予定している。

 市は10月から来年1月まで、建物のほか、一般開放する約3000平方メートルの広場や旧大名小の歴史を紹介するギャラリーの整備などを条件に事業者を公募する。その後、大学教授らによる評価委員会の意見を参考にして、同年3月に事業者を決定する。跡地を貸し付ける期間は50年以上、70年以下で事業者の提案によって定める。
2017年09月09日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
39d21b1ad4aef7e90fa9488869ac8755[1].jpg

旧大名小一帯容積率800%、最大で…福岡市審議会が緩和承認

福岡市の都市計画審議会は22日、同市中央区の旧大名小跡地一帯(約1・3ヘクタール)の建物の容積率(敷地面積に対する延べ床面積の割合)を、現行の約450%から最大800%に緩和することを承認した。9月に正式決定される見通し。

 市によると、容積率は原則として最大550%とする。ただし、人材育成を目的とした施設や広場、高級ホテルなど集客力強化につながると市が判断すれば、800%まで引き上げることができる。
 この一帯について、国は7月、航空法の高さ制限をそれまでの約76メートル(17階建て相当)から約115メートル(26階建て相当)に緩和する特例を認めた。容積率も緩和することで、大規模な再開発が可能となる。市は、一帯の再開発を手がける事業者を10月から公募することにしている。
2017年08月23日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
th[1].jpg

三菱地所が福岡で"大型再開発"に挑む

三菱地所が福岡で"大型再開発"に挑むワケ


保守的な社風で知られる三菱地所が、ついに攻めの姿勢を打ち出した。今年4月に就任した吉田淳一社長は、中期経営計画で「丸の内の大家」からの脱却を目指す。その象徴が福岡での大型再開発だ。三菱地所は本当に「三菱村」から出られるのか――。

■「脱・丸の内」へ本気で取り組む
5月11日、三菱地所の吉田淳一社長は2020年3月期を最終年度とする3カ年の新しい中期経営計画を発表した。最大のポイントは、ビジネスモデル革新のために1000億円という「全社横断」の投資枠を設けたことだ。
新しい中期計画では、前中期計画の成果を「利益」として刈り取るだけでなく、環境変化にあわせた「ビジネスモデル革新」という“二兎”を追う。目指すものは、既存事業の進化だけでなく、新規成長領域への進出だ。3カ年の投資総額は1兆3500億円(国内マンション分譲の7000億円を除く)。前中期計画の実績に3割積み増すもので、攻めの経営姿勢を鮮明にした。
投資面にも「脱・丸の内」は色濃く表れている。中核のビル事業の投資額は5000億円と全体の4割以下にとどめ、「海外事業」と「生活産業不動産事業」(商業施設や物流施設など)の合計は6000億円で、ビル事業を上回る投資を見込む。
中期計画で目標とした最終年度の営業利益は2200億円。このうちビル事業は1380億円で引き続き圧倒的な稼ぎ頭だ。しかし、海外事業で290億円、生活産業不動産事業で370億円と2つの事業への成長期待は高い。特に後者は17年3月期に比べ、営業利益で43%の増益を計画している。
すでに取り組みは始まっている。海外事業は6月26日、香港の投資銀行と合弁で、アジア・オセアニアでのオフィス、商業ビルに投資する不動産ファンドを設立すると発表した。日本の不動産大手によるアジア向けファンドは初めてで、国内ビル事業の成長が頭打ちとなりつつあるなか、投資先をアジアに広げて収益拡大を図る。
生活産業不動産事業は、5月半ば、「ロジクロス習志野」(千葉県習志野市)の建設に着手した。三菱地所が単独で開発する大型物流施設では4拠点目。竣工は2018年3月の予定だ。さらに5月31日には京都府城陽市でのアウトレットモールの開発計画を発表。開業すれば京都府初のプレミアム・アウトレットモール事業となる。開業は2023年度を予定している。
6月1日には、福岡市中央区で大型の再開発事業に着手している。これは昨年3月に営業を終えた商業施設「ホークスタウンモール」跡地の再開発で、「福岡ヤフオク!ドーム」に隣接する好立地だ。施設名は「マークイズ(MARK IS)ももち」。ライブハウスや映画館など150~200のテナントが出店し、延べ床面積はホークスタウンの1.6倍の大型施設となる。開業予定は18年秋だ。また跡地には2棟の分譲タワーマンションも建設する。2棟ともに地上28階、地下1階建てで、総戸数は578戸。完成予定は19~20年度となっている。
丸の内から遠く離れた福岡。しかも、ライバルの三井不動産に比べると、三菱地所は大型複合再開発の実績は少ない。なぜそこまでして投資を急ぐのか。それは、この再開発こそが、中期計画での「ビジネスモデル革新」の象徴だからだ。
Calendar
<< January 2018 >>
SunMonTueWedThuFriSat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031
search this site.
tags
archives
others
admin
Neez Webページ

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18